SUSTAINABILITY

サステナビリティ

SUSTAINABILITY

サスティナビリティ

地球温暖化、差別や貧困・人権問題を解決して「持続可能な社会」を目指すことの重要性がますます高くなっています。当社の携わるファッション繊維産業は、製造にかかるエネルギー使用量やライフサイクルの短さなどから環境負荷が非常に大きい産業と指摘されており、国際的な課題になっています。そのため、衣料の製造・着用・廃棄に至るまでの環境負荷を考慮したサスティナブル(持続可能)ファッションへの取り組みが急速に拡大しています。

当社は以前より、緑豊かな播州織産地で水質改善などの環境保全に尽力しながらサスティナブルなテキスタイルを提供してまいりました。
当社はサスティナビリティのために、今後も自然環境を守り、地域社会に貢献しながら、原料から染め、織り、加工までこだわりを持って、より環境に配慮したテキスタイルを提供し、人々に長く愛される商品作りを目指してまいります。

EFFORT EXAMPLES

取り組み事例
事例01

私たちは素材にこだわります

播州織は綿織物が中心の産地ですが、その綿の栽培には大量の農薬が使用されるため、環境への影響や健康被害なども指摘されています。SDGs(Sustainable Development Goals)の観点から、オーガニックコットンやBCIコットン(Better Cotton Initiative)は欠かせない存在となってきています。

各部署においてオーガニックコットンは積極的に取り扱われ、異素材と組み合わせて使用されるなど工夫が凝らされています。また、生分解性、リサイクルなど環境に配慮した素材も多く取り扱っております。

私たちが出来る"持続可能"は、地球にも人にも優しいモノづくりです。

桑村繊維株式会社の写真
素材の写真1
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事例02

"チーム桑村"でアップサイクル!

私たちはハギレ生地も無駄にしません。

お客様からの依頼で、巻反から着分やサンプルカットを致しますが、その際に出るハギレ生地やカット残布、また不要になった試験反や売れ残り生地などを大切に保存し、新たな製品として活用、生まれ変わらせることを積極的に行います。

コロナ禍において、「今の私たちに出来ること、やるべきこと」を形にすべく"チーム桑村"は結成されました。製作用の生地は、廃番品やカット残反などを積極的に使用しています。同じものはたくさん作れませんが、生地や製品ロスを無くす「UPCYCLE」をモットーとしています。

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「アップサイクル」でリサイクルより「サスティナブル」な取り組み

デザインやアイデアを持ち寄り、マスクを始め、エコバック、エプロン、コースターなどの様々な製品にアップグレートして生まれ変わらせています。これまでのリサイクルのように原料に戻すのではなく、素材をそのまま生かします。エネルギーが使用されないので地球への負荷も抑えることができます。また、単なる再利用のリユースとも違い、別の物へ変えることでその寿命を長く引き伸ばすことが出来る可能性があります。このような取り組みは、リサイクルよりも「サスティナブル」であるとされています。

素材の写真1
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事例03

新たな取り組みへの挑戦

私たちに出来る循環型の物作りとは一体何かを考えています。

生産段階でサイジング工程(経糸に糊をつける)において、作業の切り替わりのタイミングで必ず発生する糸の塊を今まで通り安易に処分するのではなく、私たちの色を再度蘇らせるために、原料(糸)に戻す取り組みに挑戦しています。

この取り組みは、色がついている糸を素材ごとにまず分別し、ある程度色分けを行った上で、色ごとに糸を粉砕し、ヴァージンコットンと混ぜることで、織物に適した原料を目指しています。

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当社だからできる環境に配慮したモノづくり

この取り組みを行うことで、そもそも処分されている原料の有効利用になるとともに、染色の必要がないため、水や化学染料の使用削減につながり、環境に配慮した物作りが可能になります。また、私たちのオリジナルの原料を常に開発し続けていけるというメリットもあります。産地での物作りに特化し、様々な糸や色を使い続けている当社だからこそ出来る新たな取り組みになります。
このように、今の時代に私たちに出来ることは何かを常に考え、新たな取り組みに挑戦してまいります。

素材の写真1
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